神田佳子

打楽器奏者。現代音楽の第一人者として、さらに、クラシックからジャズ、古楽、プログレまで幅広い演奏活動も行う。
打楽器を有賀誠門、松倉利之、高橋美智子、杉山智恵子の各氏に師事。
東京芸術大学打楽器専攻卒業、及び同大学院修士課程修了。
1999年、2003年、東京芸術大学打楽器科入学試験の審査委員を勤める。2011年より東京成徳短期大学非常勤講師。また、演奏活動のみならず、高校、大学の吹奏楽の指導や、打楽器の講習会の講師を勤める他、各地でリズムワークショップを行う等、指導にも力を入れている。
作曲家としても数多くの作品を残している。

▶︎ 神田佳子webサイト http://www.yoshiko-kanda.com/

プロフィール詳細

横浜生れ。横浜育ち。4才よりエレクトーン、11才よりドラムを始める。1995年東京芸術大学打楽器専攻卒業、及び1998年同大学院修士課程 修了。1996年、1998年ドイツ:ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会に参加し、奨学生賞を受賞。2014年東京現音計画のメンバーとして、サントリー芸術財団第13回佐治敬三賞を受賞。 これまでに、ソリストとして東京フィルハーモ ニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等と共演や、国内外の音楽祭、NHK「FMリサイタル」、TV朝日「題名のない音楽会」などに出演。大学院 在学中より開催しているソロ・リサイタルシリーズ「音、生まれる」や、東京オペラシティ主催リサイタルシリーズ「B→C」(1998) 等のソロ活動に加え、PERCUSSION TRIO [The Birds] 、Ensemble contemporary α、アンサンブル・ダーム等のアンサンブル活動も積極的に展開。また、高橋悠治プロデュ−スの伝統楽器バンド「糸」、古楽集団トロヴァトーリ・レヴァンティのメンバーとしても活動するほか、一柳慧率いる「アンサンブル・オリジン」等のメンバーとして、カーネギーホールをはじめ、国際的な場での演奏活動も多数行ってきた。様々な分野での即興演奏も行い、現代音楽を軸に、正倉院復元楽器の演奏やジャズミュージシャンとの共演等、時代やジャンルを超えた打楽器演奏の可能性にアプローチしている。

演奏活動と並行して作曲活動も継続的に行っており、これまでに発表された打楽器ソロ、アンサンブル作品は20曲を超える。また、打楽器以外の楽器とのアンサンブル作品や、打楽器を用いない作品も10数曲を数え、その多くは各方面からの委嘱によって作曲されている。これらの作品は、日本国内各地をはじめ、ニューヨーク、ミラノ他世界各地においても、国内外の演奏団体によって上演されている他、2014年には自作の打楽器アンサンブル作品集CD『かえるのうた』をリリースし、その中の4作品の楽譜も出版された。

その他、久石譲、小椋佳等らのコンサートツアーや参加や、NHK大河ドラマ『北条時宗』の音楽をはじめ、数多くのCM、TV音楽などのレコーディングなどのスタジオワークも行う。最近では、テレビ朝日「題名のない音楽会」や、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」などに出演。

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2002年ビクターエンタテイメントよりヴァイオリンとパーカッションのデュオCD『C⇔Yプロジェクト「ソルト&ペッパー」』をリリース。
2005年 Bon-Kan Media works の レーベルプロデューサーとして、TANAKANDA 、Percussion Trio [The Birds ]のCDをリリース。
2011年より 東京成徳短期大学非常勤講師。
同じく2011年より主宰公演「打楽器アンサンブルプチフェスタ」を毎年開催。
2014年 神田佳子打楽器アンサンブル作品集CD「かえるのうた」をリリース。
2017年より かなっくホール(横浜市)レジデンスアーティスト。
2021年 TANAKANDA DVD+CD「相撲組曲Xe(神田佳子作曲)」をリリース。

■ 神田佳子 作曲活動〜主な作品